札幌市建築業組合【札幌高等技術専門校】は北海道認定の木造・型枠大工の育成専門校です。

当校について
About

本校の目指すもの

職業訓練法人「札幌市建築業組合」を母体として、発展してきた札幌高等技術専門校は、開校以来変わらない基本理念として「知識」「技術」「態度」を習得したプロフェッショナルを育成してきました。これは最終ゴールである実生活に向かって飛躍するための指針と考えています。
本校は、入校と同時に実技指導を行う事業所も決定します。これは、実技の習得と実生活を肌で直接感じさせる産学共同教育を実践するためです。
これが、本校独自の基本姿勢です。
この基本が皆さんの個性と結びつくとき、改めて学ぶ喜びが、強く一人一人の手に感じられることと思います。

入校のすすめ

もう、死語になるかもしれない「団塊世代」は65歳以上となったが、当時は集団就職という中学校を卒業したら、親元を離れて東京などの大都会に皆で就職し、日本の高度成長を支えた世代である。
この頃は、技能オリンピックでも断トツの金メダルばかりで「技能大国日本」とも呼ばれ、現在の中国のように海外の製品は全てMade in JAPANであった。当時、大学卒は38%程度で求人倍率は3倍となっており、1964年の東京オリンピックは日本経済の絶頂期で、職人の世界でも普通のサラリーマンよりも年収が高く、生涯収入が約2億円で技能があれば何処でも稼げる時代であった。また入職率も高く若者の労働力はあり余っていた時代である。
ここに落し穴があった。当時は石田博英という力がある人が労働大臣になっており、東北・北海道は毎年、冬になると積雪寒冷で仕事ができない特殊な地域であると「季節雇用」を認め、失業保険を90日分支給するとしてしまった事と、大工等は技能集団として独り親方ばかりで形成され、請負制や日給制で働き、失業保険欲しさからか「籍だけを置いて」色々な企業を転々と渡り歩いて仕事をしていた。労災保険もあったが、基本的には対象になっていたかもわからず、たまたま仕事をしていた企業で労災事故があった時に、救済されたかどうかも定かではない。下手をすると、失業保険の掛かっている企業以外で事故に遭っていたような世界であった。結論は「日雇い労働者」である。この様な保証のない職業であったが、高度成長やバブルのお陰で「金を稼げる」職業となっていた。
しかし、家庭で異変が起きたのである。母親たちがこぞって自分の子供に対し、「勉強しなさい!勉強しなかったらお父さんの様になるよ」と叱り、いきなり高学歴化の波が押し寄せてきた。学校の数が足りなければ、高校・大学を増やす様に声を上げ、小学区制を廃止し大学区制にして自由に受験できるようにしたところ、最終目標が大学に入学する事となり、学生の量(人数)は増えたが、逆に質の低下を招き、現在の様な「正社員」にはなれず、不本意な非正規労働者になり下がってしまっている。また、大学等も定員割れを起こしたり、地方では少子化の為に小・中学校の閉校も増えている。
故田中角栄元総理は生前、この様な事を言っていた。「草鞋を編む人、かごに乗る人、かごを担ぐ人」この言葉の意味を訳すと、たしかに皆が「かごに乗る人」になりたいが、それは一握りの厳しい世界であり、人は生まれたときから役割が決まっているということである。また、そうでなければ世の中は成り立たない。大学・高校を出ようが、社会に出て「お金をいただく」或いは「お金を稼ぐ」事である。この事は、学校では教えてくれない。自分で体験しなければ解らない事である。極論は「物を売る」か「物を造る」かであるが、どちらかが、極端に偏っても上手くはいかない。理想は両方の事を出来ることである。身体で覚える仕事は、早い方が身につけやすい。学科については、並行して行うか、後から資格試験の勉強をする事で追いつくことが可能である。
私の持論は、「早く社会に出て仕事を覚えること」である。学力が足りなければ、通信制でも定時制でも勉強する事ができるが、仕事に直結していなければ意味はない。本校は、中学校を卒業した方を中心とした2年制の学校である。学力と技術力を同時に身につけることができる、唯一の専門校と自負している。志ある者は、本校の門を叩いてもらいたい。

職業訓練法人 札幌市建築業組合 常務理事
札幌高等技術専門校 校 長
技術技能士研究教授
一級建築施工管理技士
一級型枠施工技士

細坂 直俊

教育訓練基本方針

「飯を喰える大人」になるために欠かせない基礎力を付ける5ヵ条

1.言葉の力 
2.自分で考える力 
3.想い浮かべる力 
4.試そうとする力 
5.やり抜く力

上記を達成するための9つの目標

  1. 3級技能士に合格しよう(1年次目標)
  2. 修学旅行に行こう(2年次目標)
  3. 技能照査に合格しよう(2年次目標)
  4. 2級技能士に合格しよう(2年次目標)
  5. 修了しよう(2年次目標)
  1. 2級建築施工管理技士に合格しよう(終了後受験可能)
  2. 1級技能士に合格しよう(2級合格後、2年で受験可能)
  3. 基幹技能士に合格しよう(1級技能士・2級施工管理技士・職長資格取得後)
  4. 職業訓練指導員免許を取得しよう(専門校終了後、6年後で48時間講習受講可能)

但し、上記目標達成には事業所の実務経験証明が必要となるために、終了後、5年以上勤務することが条件となります。

実技担当事業所のご紹介

木造建築科

事業所名 代表者名
有限会社 タニグチ 谷口  龍
岡田建業 岡田 隆男
加藤建設株式会社 加藤 芳彦
木下工務店 木下 晃一
株式会社小林住工 小林 正人

型枠施工科

事業所名 代表者名
株式会社横建 横山  斉
株式会社山本型枠工業 山本 芳春
有限会社村田建設工業 村田  猛
株式会社セーフティステップ 高木 茂光
株式会社木村建設工業 木村 正行
株式会社丸昭佐藤組 佐藤  修
株式会社央新 坂東 一彦

アクセスマップ

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